第27回 After World War 2 〜日本編〜
◎占領下ですすめられた民主化
戦後、アメリカのマッカーサーを総司令とする連合国軍司令部(GHQ)が、日本の政治改革を指令をした。
★KEY-POINT
- 日本国憲法:1946年11月3日公布、翌年5月3日施行
- 原則:1:国民主権、2:基本的人権の尊重、3:平和主義
日本国憲法については、公民分野で詳しく勉強するので、ここでは、上記3原則だけを、しっかり頭に入れておこう。
経済・社会の民主化については、次の2点が試験必出のポイント。とくに、農地改革が最重要。
★KEY-POINT
- 農地改革:地主の所有地を制限し、多数の小作農を自作農にした。不在地主をなくした。
- 財閥解体:日本経済を支配し、戦争に協力した財閥を解体させた。独占禁止法を定めた。
この他、治安維持法の廃止、民法・選挙法の改正、労働三法(労働組合法、労働基準法、労働関係調整法)や教育基本宝の制定などの民主化がすすめられた。
◎資本主義陣営に入って、国際社会に復帰する
- 1945年に、国際連合ができた。
- 資本主義陣営(アメリカなど)と社会主義陣営(ソ連・中国など)の対立(冷たい戦争)のなかから、1950ねん、朝鮮戦争がおこった。→1953年に休戦協定。
- 日本は、資本主義陣営に加わった。
★KEY-POINT
- 1951年★サンフランシスコ平和条約で占領下から独立
★日米安全保障条約…アメリカ軍の駐留を認める
- 朝鮮戦争の特需(アメリカ軍の特別需要)で、日本経済は復興のきっかけをつくる。
- 国際社会へ復帰する。
★KEY-POINT
- 1956年★日ソ共同宣言でソ連と国交回復
★国際連合に加入
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